「うるう秒」18年ぶりに平日実施

国立研究開発法人情報通信研究機構が15日、「うるう秒」の実施に関する説明会を開催した。7月1日午前9時00分00秒の直前、特別な1秒を挿入して天文時と協定世界時のズレを解消するため、コンピューターシステムなどの運用に影響する可能性があるとして注意を呼びかけた。またうるう秒を手軽に体感するための手法についても解説したとのこと。
うるう秒の調整はこれまで25回実施されており、2015年7月1日の実施分が26回目となる。当日の午前8時59分59秒と9時00分00秒の間に「8時59分60秒」が挿入されることになる。なお、うるう秒の実施は1972年から1998年までは1~2年に1回のペースだったが、1999年以降は3~7年に1回となっているという。
うるう秒調整を実施するかどうかは国際機関であるIERSが決定するそうだ。実施日は半年前に発表されるのが通例。また、国際標準時の1月1日・7月1日のいずれかの直前に実施することが定められているという。
うるう秒の挿入によって何らかの社会的影響はあるのかというと、放送局や電気通信事業者の時計管理システムは特に厳密な管理がなされていることから、これまでに大きなトラブルの報告はないそうだ。対して、暗号化タイムスタンプなどを発行する「タイムビジネス」の事業者の中には、うるう秒の前後にサービスを停止するところがあるそうだ。この他、各種情報システム全般でもうるう秒対応に注意する必要があるという。なお、報道レベルでは2012年のうるう秒調整の前後、航空会社のウェブサイトや国内外のSNSでトラブルが発生したことが伝えられているという。場合によってはうるう秒前後のシステム運用停止も有効かもしれないという意見もある。
うるう秒を巡ってはその存廃が1999年から15年以上にわたって議論されているそうだ。
うるう秒挿入当日、何か大きな変化は感じるのだろうか?